人間も動物も命の根源は一つです。命に上下はありません。共にこの世をささえ合う仲間です。供養の方法も同じです。一切衆生悉有仏性といいすべての生きとし生けるものの内に仏の心を持つと教えます。命に差別はなく平等であるという事です。ならばその命の終りは人と同じく成仏することに究極の目標があります。
心をこめ、ていねいに見送ってあげましょう。
仏壇とは家の中心でありご本尊様に拝する場所。仏様は一切衆生を救う為大慈大悲の御手をたれ給います。仏様の大慈悲の前には人も動物も全く平等です。お位牌を置かれてもよろしいでしょう。お骨は仏壇の中ではなく経机の脇に別の小さな台を用意してその上に安置して下さい。
縁をいただき可愛がっていただいた人に祟るという事はありません。真心からきちんと供養してあげて下さい。皆様の幸せと心の平安を手伝ってくれます。
管理者のいる霊園の墓地では難しいでしょう。もし入れることが出来たとしても、飼主もいずれはこの世を旅立ちます、お骨の管理は飼主さんが元気な間は心がけて貰えるでしょうが、永代の保証は有りません。後々無縁になり粗末な扱いを受ける事の無い様いずれかの機会に埋葬される事をお勧めします。(散骨等の方法もありましょう)又、お墓や仏壇は仏様(真理)と心を結ぶ依り所ですが、亡くなった者達の住み家ではありません。成仏したペットは何ものにもとらわれない自由自在の境地から飼主の幸せを手伝ってくれます。
いろいろな事情で家に帰れなくなったペットはたくさんいます。永く帰ってこないペットはキチンと供養してあげましょう。遺骨、遺体が無くとも供養は出来ます。ペットの遺品や写真をご用意下さい。正しく供養する事で、ペットも安心し飼主の心にも安らぎを頂戴する事が出来ます。
全くの迷信です。浄土への旅立ちに日時の吉凶がある訳が有りません。仏教を正しく理解した人であればそんな事にとらわれません。
四十九日が過ぎれば埋葬されてよろしいです。粗末にならぬよう人通りの多い場所や湿地を避けて、お骨は必ず壺から出して埋葬して下さい。一度壺を水で濯いでその水も一緒に骨と共に埋葬なさればよろしいでしょう。
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