遠く中国大陸の奥地からやってくる黄砂が霊園に春を告げます。地面にはいつくばるほとけの座(シソ科)の小さなピンクの花の群れに負けじと、からし菜も黄色の花茎を高く持ち上げ、ミツバチを呼んでいます。すみれ・さくら・ももと花開き、陽射は強くなりどんどん暖かくなっていきます。山茶花の垣根でうぐいすは歌いひばりは天を翔け、菜の花畑に入り日うすれ、かすめる空におぼろ月夜の似合う季節の到来です。